楽しく3回目の総会、懇親会開く
 

▼昭和46年卒業年次稲門会の平成20年度総会及び懇親会が11月16日(日)午後1時から、早稲田大学に隣接するリーガロイヤル東京のダイアモンドの間で開かれた。

今年の総会は3度目で、これまで2回行ってきた早大校内の会場を離れてホテルでの開催となった。出席者の数が心配されたが、当日の飛び入りを含めて予想を超える75名の出席者があった。

 総会では、最初に昭和46年卒業年次稲門会の会長、田村健(教育学科)が自身の会社である博報堂の調査データをもとに団塊夫婦の、それぞれの、今の考え方を話したが、身につまされる事象が多く、うなずき、考え込む姿が目立った。

田村は「早稲田大学は留学生を増やすなど国際化を目指して頑張っています。これからも母校を皆さんと一緒に応援していきたい。来年も、ぜひ、この会を続けたいので、ご支援をお願いします」と呼びかけた。

 続いて、幹事長の篠田憲明(政経、応援部旗手)から平成19年度収支決算の報告、平成二〇年度の事業計画・収支予算の説明があり、拍手により承認された。次の幹事人事では、篠田幹事長が大分県勤務という事情から副幹事長の野口和久(法、早稲田精神昂揚会)と交代するとの報告があり、これも了承された。

今回は、「飲んで食べるだけの総会、ではないものにしよう」と、趣向を変えて、慶応大医学部出身の福田千晶医師による講演が行われた。

女医の福田先生は、我ら還暦世代を意識され、メタボリック・シンドロームに対する「症状と予防対策」をユーモア交えて、わかりやすく話してくれた。メタボ対策(動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞にならないため)には、「1に運動、2に食事、3に禁煙、4に薬」と、こう語った。(皆さん、もう一度、読み直してください)

「運動は、1日1時間は歩く、または週3回運動をする。食事では、3つの『あ』を止める。アルコール、甘いもの、油もの。禁煙は、肺がんだけでなく他の病気を誘発する原因にもなる、10年後も、この総会に出席したかったら止めたほうがいい。薬はジェネリックという安価な薬も出ているので、家計節約のために使うのをお勧めする」

圧巻は、運動について語ったなかでの「ベッドの上の運動」の薦め。「帰宅して、食事して、お風呂に入って、団欒して、そのあと、したらよいかと思います。汗をかく程度に行うのが効果的とか。ただ、私は結婚をしていないので、どういう風に致すのか、しりません…」。一同大爆笑するとともに、その“可能性”について、わが身を振り返り、「うーーーん」と唸った次第。

▼続いて、参加者全員の集合写真撮影が行われ、引き続き山田章博(政経、早稲田高等学院ラグビー部)の司会で懇親会に移った。

最初に、来賓の早稲田大学校友会幹事、岩永光司・組織委員が「ともに、母校・早稲田のために力を出し合いましょう」と挨拶された。乾杯の音頭は、同期で母校の教授となった鵜飼信一・商学部教授が、発覚したばかりの学生の大麻問題に触れながら、学生時代の思い出をユーモアたっぷりに語って「カンパーーイ」となった。

 懇親会は、昨年から実施して好評だった抽選会に移った。司会は山田章博(政経、早稲田高等学院ラグビー部)、お手伝いが小宮扶美男(教育、バレー部)、応援部チアガールがアシスタントという布陣。

山田のテレビ司会者顔負けの進行ぶりは水際立っていた。“つっこみ”役のサブ、小宮が大きな声、おしゃべり過多で“功罪相半ば”との評だったが、場を盛り上げた。抽選会は応援部チアガールが華を添え、今年も大盛り上がりとなった。

懇親会の最後は、早稲田大学応援部のリーダーとチアガールによるリードで「紺碧の空」「早稲田の栄光」「早稲田大学校歌」の斉唱。校歌のときは、出席者全員が大きな輪をつくって肩を組み合って歌ったが、涙を流しながら歌う出席者の姿も…。

新しく幹事長になった野口和久の「来年も、また、この会を続けたいともいます。よろしくお願いします」という閉会の辞で、今年の総会・懇親会は滞りなく終了した。

来年の総会の日程や会場は決定次第、このホームページでお伝えします。来年も元気に早稲田の杜で お会いしましょう。